歴史地理・地名

歴史地理・地名便覧

隆慶一郎わーるど

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更新日 2008-04-18 | 作成日 2007-09-18

歴史地理・地名便覧

はじめに

隆慶わーるど歴史地理・地名便覧

附城館・寺社・その他建造物一覧

五畿内七道六十八カ国(初め四畿内七道六十六カ国、明治期に北海道を加え八道八十国となる)を道ごとに北から順に記し、道内の旧国名は京から近い順にまとめ解説を付しました。さらに、隆慶作品に登場、あるいは記述されている戦国期〜江戸期の城、館名一覧を、また、寺院や社一覧、代官所、その他施設一覧を旧国ごとにまとめてあります。(旧地名等は歴史地名便覧を参照ください)

ここでの[旧国名]の定義は、大化の改新で、新たに定められた国郡制により、国造が置かれた旧国制を分離・統合などで整備した国名をいい、以後、明治の廃藩置県まで我国で使われた地方国名のこと。当初、国の人口・耕地などで大・上・中・下国の四等級に別けられ、国司・郡司・里長が置かれ律令制での統治が図られた。ここで、大・上国の国司には従五位下に叙せられた守(かみ)を置き、その下に介・掾・目を置く四等官制、中国には正六位下、下国には従六位下の守が置かれ、介を欠く三等官制が布かれる。また、国司の任期は始め六年で、後に四年とされ国司が政務を行う場所を国衙、その地を国府と称した。

古代日本の呼び名(国名)

神話時代

殷馭盧嶋(おのごろじま)

『日本書紀』に有る日本列島誕生の元の島。殷(正しくは石篇)馭盧嶋は、伊奘諾尊(いざなぎのみこと)と伊奘冉尊(いざなみのみこと)が天上の天浮橋から矛を差し入れ、矛の先から滴った雫が固まってできたとされる。場所は不明。

この島に降り立った伊奘諾尊と伊奘冉尊の二神が、夫婦のちぎりを交わし生まれた最初の島が淡路洲(淡路島)とされる。しかし、それは胎盤だったことから、二神はこれを不服に思い、次に産んだのが大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)で、現在の本州(西日本)のこと。その次は伊予二名洲(いよのふたなのしま)で、これは四国。続いて筑紫洲(九州)を生み、隠岐洲、佐渡洲の双児を生み、次に越洲(北陸地方:東日本)を生んだ。さらに大洲(大島と名付けられた島は多数有り、どれを指すのか不明。山口県の屋代島という説が有る)、吉備小洲(瀬戸内海の諸島)を生み、大八州国(おおやしまのくに:日本列島の古称)と呼ばれるようになった。これらの洲ができる時に生じた潮の泡が固まって出来たのが対馬・壱岐島、その他列島周辺にある島々であると、列島の生成を『日本書紀』で説いている。

秋津洲(あきづしま)

『日本書紀』(神武記)に「国の状を廻らし望みて曰はく、「妍哉乎、国を獲つること。内木綿の真さき国と雖も、猶し蜻蛉(あきづ)の臀なめの如くにあるかな」とのたまふ。是に由りて、始めて秋津洲の号有り」と記され、秋津が蜻蛉からきたとある。

浦安の国(うらやすのくに)

『日本書紀』にある名。伊奘諾尊が名付けた名の一つ。平安な国の意。

大八洲国(おおやしまのくに) 

『日本書紀』で、伊奘諾尊と伊奘冉尊が生んだ島々の総称。日本列島をいう言葉。

細戈の千足る国(くわしほこのちたるくに) 

『日本書紀』にある名。伊奘諾尊が名付けた名の一つ。精兵の具備した国の意。

磯輪上の秀真国(しわかみのほつまのくに)

『日本書紀』にある名。伊奘諾尊が名付けた名の一つ。優れて整った国の意。

虚空見つ日本の国(そらみつやまとのくに)

『日本書紀』にある名。饒速日命(にぎはやひのみこと)が天磐船に乗って、上空から望んで名付けた名。

玉牆の内つ国(たまがきのうちつくに)

『日本書紀』で大己貴大神(おおあなむちのおおかみ)が名付けた名。美しい国の意。

豊葦原千五百秋瑞穂地(とよあしはらのちいほあきのみずほのくに)

『日本書紀』の中に記されている天神が伊奘諾尊と伊奘冉尊に告げた地の名で、このことから日本を「秋瑞穂国」あるいは「瑞穂国」と称することがある。

史書に現れた呼び名(国名)

邪馬台国

一、日本を野馬台と云ふは、野の馬の字など云はるべきことわりあるか、如何。

日本をばやまとの国と云ふ。必ず大和国一国にかぎらず、和国の惣名也。昔人山にすみけるが、をりのぼりに人の足のあとふみつけて見えければ、其よりやまあとのくにと云ひはじめたるとかや。和州の人代の始め、神武天皇此の国におはしてすみ給て、世を治め始め玉ひければ、殊に其の国を本としてやまとゝは云ふにこそ。やまとことばなるを、もろこしには野馬台とかきなしたるは、やまとのあて字也。まとばとは同ひゞきにかよふ。磨の字をば磨(ば)ともよむ如し。此のゆへにやまとのmさを馬(ば)とかけり。たちつてとは通音なるが故に、又やまとのとを台とかけり。をはりにいの字のあるは無用なれど、云ひゆがめたるならむ。
又は野馬槌(正しくは土篇)ともかく。又日本をば倭奴国とも云ふ。扶桑国とも云ふ。倭面国とも、東海姫氏の国とも名く。もろこしよりは東にあたる故也。姫氏と云へる心は、天照大神は女神にてをはしますゆへに、姫氏とは云ふにこそ。野馬台と云ふふみは、又神功皇后女帝之故云々。日本のゆくすゑになりゆくべきやうとおぼしき事を云へるふみなれば、くにの名を云ふか。宝誌和尚と申ける人のかき玉へる也。其の人は権化の高僧か。(『塵袋』一)

倭国

旧国名

《五畿内》
【山城国】【摂津国】【河内国】【和泉国】【大和国】
《東山道》
【近江国】【美濃国】【飛騨国】【信濃国】【上野国】【下野国】【出羽国】【陸奥国】 
《東海道》
【伊賀国】【志摩国】【伊勢国】【尾張国】【三河国】【遠江国】【駿河国】【伊豆国】【甲斐国】【相模国】【武蔵国】【安房国】【上総国】【下総国】【常陸国】 
《北陸道》
【若狭国】【越前国】【加賀国】【能登国】【越中国】【越後国】【佐渡国】 
《山陰道》
【丹波国】【丹後国】【但馬国】【因幡国】【伯耆国】【出雲国】【石見国】【隠岐国】 
《山陽道》
【播磨国】【美作国】【備前国】【備中国】【備後国】【安芸国】【周防国】【長門国】 
《南海道》
【紀伊国】【淡路国】【阿波国】【讃岐国】【伊予国】【土佐国】
《西海道》
【豊前国】【豊後国】【筑前国】【筑後国】【肥前国】【肥後国】【日向国】【大隅国】【薩摩国】【壱岐国】【対馬国】

蝦夷地・琉球国・朝鮮国・中国・その他の外国諸国の地名

街道・河川・海名

参考資料

『江戸時代』 大石慎三郎著 中公新書476 1977年発行 266p

『伽婢子』2 浅井了意著 江本裕校訂 東洋文庫480 平凡社 1988年発行 360p

『折たく柴の記』 新井白石著 羽仁五郎校訂 岩波文庫黄212-1 岩波書店 1976年20刷

『郷土資料事典』2青森県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 159p 26?

『郷土資料事典』3岩手県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 179p 26?

『郷土資料事典』4宮城県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 207p 26?

『郷土資料事典』5秋田県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 151p 26?

『郷土資料事典』6山形県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 159p 26?

『郷土資料事典』7福島県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 251p 26?

『郷土資料事典』8茨城県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 207p 26?

『郷土資料事典』9栃木県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 191p 26?

『郷土資料事典』10群馬県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 239p 26?

『郷土資料事典』11埼玉県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 259p 26?

『郷土資料事典』12千葉県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 239p 26?

『郷土資料事典』13東京都「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 351p 26?

『郷土資料事典』14神奈川県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 229p 26?

『郷土資料事典』15新潟県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 239p 26?

『郷土資料事典』16富山県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 151p 26?

『郷土資料事典』17石川県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 187p 26?

『郷土資料事典』18福井県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 163p 26?

『郷土資料事典』19山梨県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 147p 26?

『郷土資料事典』20長野県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 255p 26?

『郷土資料事典』22静岡県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 215p 26?

『郷土資料事典』23愛知県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 239p 26?

『郷土資料事典』24三重県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 235p 26?

『郷土資料事典』25滋賀県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 269p 26?

『郷土資料事典』26京都府「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 343p 26?

『郷土資料事典』27大阪府「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 195p 26?

『郷土資料事典』28兵庫県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 239p 26?

『郷土資料事典』29奈良県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 287p 26?

『郷土資料事典』30和歌山県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 235p 26?

『郷土資料事典』31鳥取県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 151p 26?

『郷土資料事典』32島根県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 187p 26?

『郷土資料事典』33岡山県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1997年発行 167p 26?

『郷土資料事典』34広島県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 239p 26?

『郷土資料事典』35山口県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 207p 26?

『郷土資料事典』36徳島県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 159p 26?

『郷土資料事典』37香川県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 151p 26?

『郷土資料事典』40福岡県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 211p 26?

『郷土資料事典』41佐賀県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 143p 26?

『郷土資料事典』43熊本県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 187p 26?

『郷土資料事典』46鹿児島県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 175p 26?

『郷土資料事典』47沖縄県「ふるさとの文化遺産」 人文社 1998年発行 159p 26?

『京都府の歴史』 赤松俊秀・山本四郎編著 山川出版社刊 1985年2版11刷 324,98p 19?

『享和雑記』 三田村鳶魚編「未刊随筆百種」第二巻 中央公論社 1976年発行 446p

『甲州街道 日本橋から下諏訪』 斉藤利夫著 共伸出版 2005年発行 166p

『好色一代男全注釈』上巻 前田金五郎評注 岩波書店刊 1980年発行 454p

『好色一代男全注釈』下巻 前田金五郎評注 岩波書店刊 1981年発行 544p





『宿場』「日本史小百科」 児玉幸多編 東京堂出版 1999年発行 334p

『静岡県』改訂/郷土史事典21 杉山元衛著 昌平社 1982年発行 209,17p

『即事考』 竹尾善筑著 三田村鳶魚編「鼠璞十種」上巻 中央公論社 1988年再版 387p 

『続日本の名城』 文化財調査会編 人物往来社 1960年発行 267,3p

『塵袋』1 大西晴隆・木村紀子校注 平凡社東洋文庫723 2004年発行 350p

『東海道人と文化の万華鏡』 中西進、小和田哲男他著 (株)ウエッジ 2003年発行 269p

『東海道中膝栗毛』上 十返舎一九作 麻生磯次校注 1985年14刷 336p


『浪華百事談』 「新燕石十種」第二巻 森銑三他監修 中央公論社刊 1981年発行 417p 20?  

『日本街道100選』 杜山悠著 秋田書店 1971年発行 306p

『日本史 怖くて不思議な出来事』 中江克己著 PHP文庫 1998年発行 267p

『日本書紀』(一) ワイド版岩波文庫230 坂本太郎他校注 2003年発行 528p 

『日本書紀』上 井上光貞監訳 中央公論社 1987年三版 787p

『日本書紀』下 井上光貞監訳 中央公論社 1987年三版 765p

『日本の古典』17「井原西鶴」 里見惇他訳 河出書房新社 1971年発行 344p

『風土記』 武田祐吉編 岩波文庫黄3ー1 1997年11刷 545p

 

参考としたサイト
「埋もれた古城」http://www.asahi-net.or.jp/~ju8t-hnm/

「城郭図鑑」http://joe.ifdef.jp/  

フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』